ここではメンズメイクに必要な道具についてご紹介していきます。
前の記事にも載せましたが下記の9種類を用意すれば基本のメイクは仕上がります。
それでは、残り道具の役割について詳しく説明していきましょう。
アイブロウ
アイブロウの役割
言葉で「ありがとう」と言っていても「不機嫌な口調」や「怒りの表情」だと本来の言葉の意味通りに感じ取ることは少ない傾向にあります。
人が言語・聴覚・視覚から得られる情報のうち、コミュニケーションには「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」の割合で影響しているという「メラビアンの法則」が導き出されました。
実際、言葉だけで講演会やプレゼンをするよりも、スクリーンを使って動画や資料を映し出したほうが分かりやすく感じます。
人はだれかと出会うと先ずは相手を全体的に見ます。そのあと言葉を発した際、声の調子や表情に意識がいきます。話をするとき基本的には相手の顔を見ますよね。。。
話が長くなりましたが、やっと本題です。この時大切なのが眉毛なのです。
「顔の印象の8割を眉毛が決める」とも言われるぐらいとても重要なパーツなのです。
アイブロウでキリッとした眉に整えることで清潔感や男らしさがアップし、仕事やプライベートで周囲に好感を持ってもらえることでしょう。これからはアイブロウでモテ眉を作る時代です。
アイブロウの選び方
アイブロウは大きく分けると4種類に分けられます。
・ペンシルタイプ
・パウダータイプ
・マスカラタイプ
・ティントタイプ
順番に説明していきます。
ペンシルタイプ・・・
ペンシルタイプは文字通り鉛筆のようなアイブロウです。油分が少ないため描きやすく、初心者でも思い通りに仕上げることができます。ぼかしやすくナチュラルに仕上がるのも特徴です。細芯・太芯から楕円芯など、先端の形が様々ですので自分に合った使いやいものを選ぶと良いでしょう。
パウダータイプ・・・
パウダータイプはパウダー状のアイブロウです。ブラシを使ってぼんやりとした線が描けるので、ナチュラルに仕上げたい方におすすめです。グラデーションを作るなど、濃さを調整しやすいのも特徴です。立体感のある凛々しい眉をつくりたい方にもぴったりでしょう。
マスカラタイプ・・・
マスカラタイプは、アイブロウペンシルやアイブロウパウダーの後に使うのが一般的です。眉毛の色を変えられるほか、眉毛にボリュームを出すこともできます。毛流れも整うため、仕上げとして使う場合が多いです。ただし、つけすぎると眉毛が固そうに見えてしまうため必要以上に塗り重ねないのがポイントです。
ティントタイプ・・・
ティントタイプは色持ちが良いのが特徴です。ティントを塗って数時間放置したら、あとは剥がすだけで3日ほど色がキープできます。描き足すタイプの眉ティントもあり、消えかけた眉ティントをもっと持続させることも可能です。くっきり眉で男らしさを強調したい方はティントタイプを選んでみてください。
以上のようにいろいろなタイプがありますので用途に合わせて自分に合ったものを使うのが良いでしょう。
アイシャドウ
アイシャドウの役割
アイシャドウとは目の周囲やまぶたに陰影をつけて目を大きく見せるためのアイテムです。
アイホールと呼ばれる「眉と目の間にあるくぼみ」と「目の下」を中心に陰影をつけることで、はっきりとした目元に見せることができます。
そして、目尻に陰影をつけると目の横幅を大きく演出することで立体感が出てデカ目効果を引き立せることができます。
メンズアイメイクでは、ガッツリとアイシャドウを付けるのではなく、地味めの色で自然に仕上げるのがおすすめです。
アイシャドウの選び方
「パーソナルカラー」という言葉をご存じでしょうか?
パーソナルカラー(英:Color analysis)とは、その人の生まれ持った身体の色(肌の色・髪の色・目の色など)と雰囲気が調和した色(=似合う色)のことであり、人それぞれ個性が違うように似合う色もそれぞれ違うとする視覚心理学的理論に基づく審美感のことである。
Wikipediaより引用
パーソナルカラーはネットで簡単に診断できるのでやってみて自身のパーソナルカラーを把握しましょう。
パーソナルカラーを知っておくことで肌の色との調和がとれ好印象につながります。
逆に知らないと調和がとれず肌がくすんだり色が浮いて見えたりすることも。。。
他にも多くのメリットがあるので知っておくことをおすすめします。
色の分類
パーソナルカラーは「色相」「明度」「彩度」「清濁」4つの視点から色を分類します。
まずは「色相」です。
自然界に存在する色はすべて2つのグループ【ブルーベースとイエローベース】に分けられると言われており、人間の肌の色も同様です。それぞれの特徴を少し上げておきます。
ブルーベース | イエローベース |
手のひらの色が、ピンクや青みがかっている | 手のひらの色が、オレンジや黄みがかっている |
瞳の色がブラックや赤みのある茶 | 瞳の色が濃茶や黄みがかった明るい茶 |
地毛が赤みがかった茶、または黒 | 地毛が茶色、または黒に近い濃茶 |
日焼けをすると赤くなった後、元に戻るか赤黒色に焼ける | 日焼けをすると赤くはならず、小麦色や黒色に焼ける |
白目の色はブルーみがかったホワイト | 白目の色はアイボリー系 |
次に「明度」「彩度」「清濁」です。
この3つの視点から誰にでも思い浮かべることのできる分かりやすいイメージだという理由で、似合う色の範囲を「4シーズン:春・夏・秋・冬」の4つに分類されます。
そして、その人に似合うパーソナルカラーのパターン数は、
「春:イエローベース」「夏:ブルーベース」「秋:イエローベース」「冬:ブルーベース」
の4タイプであるとして扱われることが一般的とされています。
パーソナルカラーはアイシャドウに限らずメイクをする上で知っておくとよいでしょう。
アイシャドウの種類
他に選び方として、自分の使いやすいテクスチャーや形状によって、また目的や仕上がりの具合によっても使うアイシャドウが違ってくるので自分に合うものを選ぶことが大切です。
パウダータイプ・・・
粉状のアイシャドウで、複数色のパレットタイプがあり簡単で使いやすく初心者におススメです。色の調節がしやすくふんわりとした印象に仕上がります。しかし乾燥肌の人はよれてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
リキッドタイプ・・・
液状のアイシャドウで、みずみずしくしっとりとしたテクスチャーで艶感を演出することができます。肌馴染みが非常によく、ナチュラルな印象に仕上がり乾燥気味の方にもおすすめです。
しかし、リキッドタイプは汗や水に弱いため、皮脂量の多い男性には少し扱いづらいアイシャドウです。液体が多く出てつけ過ぎることがあるので、使う際には注意が必要です。
クリームタイプ・・・
クリーム状のアイシャドウで、指でポンポンと簡単に乗せる事ができ、肌への密着度が高く発色が良いのが特徴。クリームはパウダーと液体の間にある素材なので、目元にフレッシュさや艶をもたらすことができます。
リキッドタイプより、硬めのテクスチャーで、量の調節をミスしにくいです。
ジェルタイプ・・・
ジェルのような形状で、塗り心地はクリームほど重たくなく軽めの塗り心地です。素材がジェルなので少量でもよく伸びてしっかりとした濡れ感のある目元に仕上げる事が可能です。しかし、ラメが入っているので男性が使用するには注意が必要です。
ペンシルタイプ・・・
鉛筆型のアイシャドウで、直接肌に書いているような感覚で使えます。発色がよく、はっきりとした仕上がりでカラーバリエーションも豊富なので、自分に合った色を見つけやすいです。
また、メイクする際に手が汚れないのもおすすめポイントです。
アイシャドウに限らず、メイクは自分のパーソナルカラーを把握することでメリットがたくさん出てきます。タイプやテクスチャー、シーン、目的に合わせて使いこなしていきましょう。
リップクリーム
リップクリームの役割
唇は皮膚が薄いため乾燥や荒れなどが起こりやすいのでちゃんとした保湿ケアが必要です。
とは言え、ケアは基本的にリップクリームを塗るだけと非常に簡単。
面倒くさがらずにこまめにケアして、自分の唇のタイプや状態、悩みに合ったアイテムを選んで、健康的な唇を手に入れましょう。次はアイテム選びの際のポイントについて説明していきます。
リップクリームの選び方
唇だけではなく、スキンケアアイテムを選ぶときは自分の肌状態を知ることが最も大事です。
どれを買っても一緒だと思い、価格が安いとかCMで流行っているとかで選んでる方もいると思います。買ったものが偶然今の肌状態に適していれば良いですが、しっかり選んだほうが唇に効果的です。
唇の荒れを治療する・・・医薬品
唇の荒れを予防する薬用・・・医薬部外品
保湿や乾燥予防に効果的・・・化粧品
大きくこの3種類に分けられます。自分の肌状態に合わせてまずはこの3種類から選んでみましょう。
このほかにも選ぶポイントを少し紹介していきます。
「テカテカ」より「マット」
男性が「ツヤツヤ」「テカテカ」の唇をしているとあまり評判が良くありません。
特に女性用はツヤ感の出るタイプが多いので選ぶ際は気をつけるようにしたいですね。
「UVカット」
保湿しても荒れてしまう人は、紫外線が影響しているかもしれません。
唇は外部刺激に対するバリアが弱いため乾燥だけでなく日焼けもしやすくなっています。
日焼けすると赤く腫れたり色素沈着が起こったりするので、日中はUVカット効果のあるものが良いでしょう。
「香りつき」は控えめに
最近では香りつきのリップクリームが多く販売されており、香りで気分をリフレッシュしたり、リラックスしたりといったこともできます。ですが唇は鼻の真下なのでつけたあとはしばらくその香りを嗅ぐことになるため、強すぎる香りは避けミント系などのすっきりした香りなどが良いでしょう。
リップクリームは、自分の唇の状態を知りそれに適したものを選ぶことが大切ですね。
クレンジングオイル
クレンジングオイルの役割
みなさん、「クレンジング」と「洗顔」の違いはご存じでしょうか?
クレンジング・・・油性汚れ
メイクや日焼け止めなどの化粧品による汚れ、毛穴に詰まった皮脂汚れや固まった角栓、黒ずみなど。
洗顔・・・水性汚れ
毛穴に詰まっていない状態の皮脂や古い角質、ほこりや汗など。
このようにクレンジングと洗顔でそれぞれ落とす汚れの種類が違うのです。
まずクレンジングでメイク汚れや頑固な皮脂汚れを除去し、次に洗顔で残った皮脂汚れや古い角質、クレンジング成分を洗い流します。
洗顔料だけ使って洗浄するよりも、より清潔な肌へと導く事ができます。
クレンジングオイルの選び方
クレンジングも様々な種類があります。簡単に紹介していきましょう。
クリームタイプ・・・
マッサージをするようになじませながら落とせる。
オイルタイプ・・・
洗浄力が高く、落ちにくいメイクも毛穴の奥までスッキリ落とせる。
ウォータリータイプ・・・
コットンで拭き取るだけでメイクが落とせる。拭き取り後は、みずみずしい感触。
シートタイプ・・・
水を使わず、いつでもどこでも簡単にメイクオフができる。
アイメイクリムーバー・・・
コットンにたっぷり含ませて使う。目元の落ちにくいメイクしっかり落とすことができる。
自分の使いやすいものを選ぶのが良いですが、中でもオイルタイプは洗浄力が強く油性汚れや角栓、黒ずみ等の皮脂由来の汚れをしっかりなじませ落とす事ができます。
肌質によってクレンジングを選ぶことも大切です。紹介していきます。
乾燥肌・・・
洗浄力だけではなく保湿力もありしっとりとやわらかに洗い上げるクリームタイプ
オイリー肌・・・
ベタつきやテカリが気になるなら皮脂や毛穴汚れをしっかり落とすオイルタイプ
混合肌・・・
肌の水分と油分を適度に保ちながら、汚れだけを吸着しメイク汚れを落とせるジェルタイプ
敏感肌・・・
肌荒れや乾燥を引き起こしやすいので敏感肌用に処方された低刺激設計のオイルタイプやウォータリータイプ
自分の肌に合ったクレンジングをすることで美肌に近づきます。
シーンやニーズにあわせて使い分けるのもおすすめです。
お風呂でメイクを落としたい・・・濡れた手でも使えるオイルタイプのクレンジング
オイルが毛穴の奥まで入り込んで、メイクとともに黒ずみ汚れをすっきり取り除いてくれます。
ばっちりアイメイクをしっかり落としたい・・・目元・口元専用リムーバー
コットンに吸い込ませて目元・口元に置いてなじませるだけ。ウォータープルーフタイプのコスメを使ったり、バッチリメイクをした時は、部分用の専用リムーバーを使ってメイクオフすると良いでしょう。
手間なくメイクを落としたい・・・1本で洗顔とメイク落としができるクレンザー
忙しくて時間がなく、できるだけ手間を省きたい時はW洗顔不要のクレンジングやクレンジングシート、拭き取りタイプのクレンジングウォーターがおすすめです。
毛穴が気になる・・・温感タイプで毛穴の奥の汚れまで落とすホットクレンジング
指先を使ってくるくると汚れをかき出すようになじませれば、つまった毛穴汚れもすっきり落とせます。
まだまだ紹介していないものがたくさんあるので自分に合ったものをいくつか揃えておくのも良いでしょう。
ここまでのまとめ
今回は、「アイブロウ」「アイシャドウ」「リップクリーム」「クレンジングオイル」について説明しました。【眉毛の重要さ、パーソナルカラー、唇の保湿、メイク落とし】どれも非常に大切なことを説明してきました。特に、パーソナルカラーをしっかり把握することでメイクだけでなく、ファッションなどにも役立ちますのでぜひ調べてみてください。
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