これまで4週にわたってメンズメイクについて色々と紹介してきました。
今回はメイクの手順や仕方について今までの内容を振り返りながら解説していきます。
スキンケア
スキンケアをすることで肌の調子を整えメイクのノリをよくしてくれるという効果があります。
スキンケアは、洗顔・化粧水・乳液を必ずしてあげましょう。
洗顔
メイクをする前のスキンケアは非常に大切で一番最初は洗顔です。
正しい洗顔の仕方を順を追って紹介していきます。
- 手をキレイに洗う・・・
洗顔料が泡立ちにくくなるだけでなく、肌に傷をつけることも。 - ぬるま湯で顔を洗い流す・・・
毛穴が開いて皮脂や角質などの汚れが落ちやすくなる。 - しっかりと泡立てる・・・
しっかり泡立てることで肌へのダメージを減らすことができる。泡立てネットを活用すると泡立てやすくなる。 - Tゾーン→Uゾーンの順番に・・・
皮脂分泌の多い額や鼻から、頬などの順番で洗うことで必要以上に角質を洗い流さずに済み、肌荒れを防ぐことができる。 - ぬるま湯でしっかりすすぐ・・・
すすぎが甘いと肌荒れの原因となるので泡が残らないようにしっかりすすぎをする必要がある。
やってはいけない洗顔の仕方は上にあげた逆のことですが、その他にも・・・
ゴシゴシと強く洗う⇒角質や皮下組織にダメージを与えてしまうので肌のバリア機能が低下。
洗顔にかける時間が長い⇒皮脂や角質を必要以上に取り除くため肌を傷つけてしまう。
1日3回以上の洗顔⇒必要な皮脂まで洗い流すことになり、乾燥肌の原因となる。
他にも配合成分や泡立ち・泡切れ、香りなどにこだわってみるのも良いでしょう。
化粧水
洗顔後の肌をそのまま放置すると、どんどん乾燥していきます。
洗顔後はタオルで優しくしっかり水分をふき取った後すぐに化粧水で保湿をしましょう。
- 手のひらに500円硬化大の量・・・
つけてみてまだ乾燥しているようなら重ねづけを。 - 両手を重ねて手のひらでなじませる・・・
豪快につけてしまうとムラが生じる。 - 乾燥しやすいフェイスラインから・・・
手のひらで肌を包むように優しくプッシュ。 - 手に残った量でTゾーンも・・・
内から外へ、ゴシゴシ擦らず優しく押さえるように。
化粧水もいろいろ種類がありますので自分の肌質にあったもの選ぶのが良いでしょう。
乳液
化粧水でしっかり水分補給した後は、その潤いを閉じ込めるために乳液で蓋をします。
乳液に含まれる油分が肌に膜を作ることで潤いを逃しません。
乳液はとても重要な保湿の仕上げアイテムなのです。
- 手のひらに10円硬化大の量・・・
多すぎても肌が弾く。商品によって使用量は異なるので要確認。 - 温めながら伸ばす・・・
冷たいままだと肌への刺激に。そのまま塗るとムラになる。 - Uゾーンは念入りに、Tゾーンは薄めに・・・
場所によって皮脂量が違うので意識して塗る。 - 中心から外側へ、つつみ込むように・・・
肌への刺激になるので擦ったり、叩いたりはNG。
乳液後、べたつきが気になるのであればティッシュをそっと顔に乗せ、手のひらで押さえてください。
目の周りや口の周りなどの細かいところは指を使います。
あまり取りすぎると乳液を塗った意味がなくなるのでほどほどにしておきましょう。
ベースメイク
しっかりスキンケアした後はいよいよメイクをしていきます。
メイクをするときには、まずは土台である「ベースメイク」をします。
ですが、スキンケアが肌表面に残ったままだとヨレやすくなってしまいます。
しっかりとなじませて、べたつきがおさまってから始めましょう。
化粧下地
まず最初は化粧下地でメイクの基盤を作ります。
化粧下地を使うことでよりきれいな肌を長持ちさせることができます。
- パール大(7~8mm)をおでこ・両頬・顎・鼻の5点におく・・・
多すぎても少なすぎてもNG。均等に。 - 顔の内側から外側に・・・
色ムラに注意して薄く延ばすように塗る。 - 小鼻・首の境目・髪の生え際も・・・
きちんと塗り込むことで自然でバレない仕上がりに。 - 気になる部分に重ね塗り・・・
少量ずつ肌荒れ箇所を隠すために。厚塗り感だけは絶対にNG。 - スポンジで軽く押さえる・・・
テカリ・べたつき防止のために過剰な油分を取る。
化粧下地は少なすぎると乾燥やムラの原因になり、多すぎると過剰な油分で化粧崩れが起こりやすくなります。
各商品の指示通りにやってみましょう。
別記事で化粧下地の選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
ファンデーション
化粧下地を塗った後はファンデーションで肌色の補正をしましょう。
ニキビやクマ、赤み等の肌悩みをしっかり補正した美しい仕上がりになります。
- 手の甲につけてから(リキッド・クリームタイプ)・・・
塗りすぎを防ぐ。少量を薄く延ばすことが大事。 - おでこ・両頬・顎・鼻の5点におく・・・
全体的に均一量で延ばせる。 - 内側から外側に向かって・・・
馴染ませる時に方向を間違えると、シワができやすくなる。 - 下から上に向かって・・・
毛穴は下向きなので隠すことができる。 - 指でトントン叩く・・・
クマなど気になる箇所に馴染ませる。
ファンデーションは自然な仕上がりが重要です。
厚塗りはせずに、塗る方向を意識してしっかりと肌に馴染ませましょう。
別記事でファンデーションの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
コンシーラー
ファンデーションを塗った後はコンシーラーで気になる部分にポイントで肌補正をしましょう。
コンシーラーをつけることでファンデーションの厚塗りを防ぐことができます。
- 細かい部分的⇒スティック・ペンシルタイプ・・・
面積が広い広範囲⇒リキッド・クリームタイプ・・・
※1肌悩み(ニキビ・シミ・クマなど)や※2目的(青髭・シワなど)によって使い分ける。 - カラー選びは目的によって色見に気をつけて・・・
※1白浮きしないように少し暗めを。※2首の色と違和感が出ないように。 - つけすぎずに少量から。足りない場合は少しずつ足す・・・
つけすぎは厚塗り感が出て違和感に。注意が必要。 - 擦らずに優しく肌に馴染ませる・・・
指の腹やスポンジなどでポンポンと。境目をぼかすように。
隠すことに意識しすぎると厚塗りになってしまうので注意が必要です。
丁寧になじませるのがポイントなので刺激を与えないようにすることも大切です。
別記事でコンシーラーの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
フェイスパウダー
ベースメイクの最後はフェイスパウダーで仕上げをしましょう。
皮脂や汗を抑えることができ、顔のテカリやメイク崩れを防ぐ効果があります。
- パフ全面に粉がつくように両面を擦るように揉む・・・
粉を満遍なく顔に塗ることができる。 - テカリやすい「Tゾーン」「鼻周り」から・・・
化粧崩れがしやすい部分から重点的に塗る。 - 粉を毛穴に入れるイメージで抑えるように・・・
滑るように塗るとコンシーラーやファンデーションが拭き取れてしまう。 - パフで粉を顔全体に付け終わった後・・・
ブラシで顔に付着した粉を馴染ませる。
※ルースパウダーの場合。
※男性はルースパウダーがおすすめ。
フェイスパウダーは色々な種類がありますが、男性はナチュラルな色でラメなどが入っていないものが良いでしょう。
別記事でフェイスパウダーの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
BBクリーム
時間がない、忙しい方向けがこの「BBクリーム」。
美容液・保湿・ベースメイク・ファンデーション・日焼け止めの機能を備えたの5役をこなせる
オールインワン商品として知られています。
使い方はいたって簡単。化粧下地と同じように塗るだけ。
別記事でBBクリームの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
ポイントメイク
ベースメイクが整ったら次は「ポイントメイク」です。
眉毛・目元・唇の3つのメイクについて解説をしていきます。
メイクを完成させる最終段階ですのでしっかり覚えていきましょう。
アイブロウ
顔の印象の8割を決める眉毛。
そのくらい相手に与える影響が大きいので、メイク前にきちんと整えることが大切です。
- 余計な部分は抜く・剃る・切る・・・
手間・暇を惜しまず、きちんとベースを作る。 - 形のイメージをつかみ書き足す部分を決める・・・
毛量が薄い部分を中心に書き足していく。 - 眉山から眉尻にかけて徐々に薄く・・・
自然な仕上がりを心掛ける。 - スクリューブラシで毛流れを整える・・・
眉毛と色が馴染み自然な雰囲気を作ることができる。
整える道具はコンビニなどで簡単に入手可能なので購入してしっかりベースを作りましょう。
最初は使いやすいペンシルタイプがおすすめです。
別記事でアイブロウの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
アイシャドウ
目元をメイクする「アイメイク」。アイシャドウの他に、アイプチ・アイライナーなどもあります。
アイシャドウのメリットは、立体感を出し目の印象をはっきりさせ、顔の雰囲気を変えられることです。
陰影をつけデカ目効果を引き出します。
簡単に目の印象を変えクッキリとした雰囲気を出してくれるアイシャドウは慣れるまでに時間がかかりますが、使いこなせるようになると印象的な目を作ることができます。塗り方は人それぞれで違いますので参考程度に載せておきます。
- アイシャドウベースをお持ちの方は、まずはアイホール全体にアイシャドウベースを塗ります。
- アイホールには明るめのベージュやホワイトに近いカラーなど、ハイライトカラーを入れて目元の立体感を出すのがコツです。
- 二重幅あるいは目を開けたときに見える部分までメインカラーを入れます。
- 上まぶたのキワにライン状に締め色を入れ、下まぶたの目尻1/3に締め色を塗るのが基本的な塗り方です。
- 上まぶただけでなく下まぶたにもアイシャドウをしっかり塗ることで、顔が間延びして見えづらくなる効果があります。
自分のパーソナルカラーや目の形によって、使う色や塗り方が変わってきます。
さらに、テクスチャーやツールも様々です。自分に合う形を探してみてください。
別記事でアイシャドウの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
リップクリーム
せっかくメイクして整っていても唇がガサガサに荒れていては印象が下がり台無しです。
唇は皮膚が薄いので乾燥や荒れが起こりやすいのです。防ぐにはやはり保湿です。
ケアはとても簡単なので面倒くさがらずにやりましょう。
- リップクリームは縦向きに塗る・・・
唇は縦にシワが入っているから。 - 先端を温めて柔らかくしてから優しく塗る・・・
冷えて硬くなっていると唇の皮が裂けてしまうことがある。 - 何度も塗らず多くても1日に5回程度に・・・
細胞のターンオーバーを妨げたり、摩擦で炎症を起こしたりすることがある。 - 唇を舐めない・・・
唾液には消化酵素が含まれているため逆効果。
他にもマスクや加湿器による保湿も効果的です。
現状の唇に合ったリップクリームを選び毎日のケアを心掛けましょう。
別記事でリップクリームの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
メイク落とし
クレンジングオイル
いつもの洗顔ではメイクや日焼け止めなどの油性汚れは落とせません。
油分をしっかりと洗い流す効果があるクレンジングをしましょう。
- 手を洗い清潔にする・・・
洗顔の時と同様に手の雑菌などをしっかり落とす。 - 効果を発揮させるためにパッケージに書かれた適量を使う・・・
多くても少なくてもダメ。 - 手の温度で温めてから使う・・・
毛穴を開きながら洗浄して皮脂や角質を浮かすことができる。 - Tゾーンから、頬、目や口の順番で・・・
ゴシゴシ擦らず優しく、指で円を描くようにくるくると。 - 効果をより引き出すため「乳化」・・・
ぬるま湯を肌とクレンジングになじませて白くなってきたらしっかり乳化しているサイン・・・
乳化をすることで毛穴汚れを落とし、肌のザラザラが消え、すべすべの美肌に。 - 30~32度程度のぬるま湯で・・・
冷たすぎると毛穴が閉じる。熱すぎると必要な皮脂まで落としてしまう。 - クレンジング後は洗顔・化粧水・乳液・・・
しっかり肌に保湿を。
クレンジングも様々な種類があります。
やはりテクスチャーや目的、肌質などできちんと選び自分に合ったものを使うのが良いでしょう。
別記事でクレンジングオイルの選び方を載せていますのでそちらも参考にしてください。
まとめ
これまで、メンズメイクについて5つの記事でご紹介させていただきました。
男性がメイクをする時代はもう始まっています。これを機に、肌をキレイに見せ相手に好印象を与えるためにも
簡単なところから始めてみてはいかがでしょうか。
ご紹介したものが全てではなく、人によっては合わないものもあると思います。
この記事を参考にして自分に合うものを見つけていただけたら嬉しいです。
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